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1.2.10

Arachnoid



遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
今年もCGを頑張っていこうとおもいます。

そして、やっと完成しました。
時間をかけすぎて、なにがいいのやら
さっぱり分かんなくなってしまい、
途中放棄してましたが、大幅に構図を変更して完成しました。

詳しくはread more で。



僕は、CGを作る時、いつもは
頭んなかでふわふわと構造やらアングルやら考えて
いきなりモデリングを始めるのですが、
そのせいか、完成した画にはあんまり魅力を感じないと思ってました。

それで、へたくそながら下絵がてらスケッチを描いて
スケッチでの構図が納得いってから
モデリングをはじめたのが、このArachnoidなんですが、

スケッチの印象に近づけようと試行錯誤したものの
どうもうまくいかず、
結局、スケッチとはまったく違う構図になりました。

でも、なかなかいい勉強になりました。
次回も下絵ありきで作ってごうと思ってます。


今回のポイントは蜘蛛の巣ですね。
よくある円形の蜘蛛の巣もよかったのですが、
「棚網型」とよばれる蜘蛛の巣が
目が細かくて綺麗で、立体空間としても
構造が作りやすいかなと思ったので
ちょっとデフォルメしてますが、棚網型を参考にしてます。

こんなテクスチャを用意して、アルファで抜いて蜘蛛のあみあみ感を出してます。
普段僕は写真をテクスチャに使う事が多いのですが
今回はフォトショのフィルターを使って作りました。
主にクラッキングとステンドガラスですかね。
あんまり解像度が低いと糸の線がCG上でガタガタになっちゃうんで
いつもよりも大きめのテクスチャにしました。

それと、空気中になんかほこりというか塵というか抵抗感が出したくて
上のような画像をレンダリングして、フォトショで合成してます。
これはパーティクルでごく小さな可視光源を1000個ほど飛ばして
3パターンぐらいレンダリングしたものをぼかしを加えつつ合成してます。

ちなみに、素のレンダリングだとこんな感じで
デプスマスクをつかってぼかして、
さっきの塵と前景用の蜘蛛糸、グレア、シャドウなんかを合成して
最後に色身を調整しました。




C4Dではこんな感じ。



ボリュームライトを使ったのも今回が初めてでしたね。

なんか、埃っぽいようなちょっと抵抗のある空気感を
出したいなと思ってたんですが
なんだかファンタジーな感じになってしまいました。
もうちょっとソリッドなイメージにしてみたかったなとも思うんで
今回の素材を利用してまた作り直すかもしれませんが
とりあえず、虫系は一段落させます。



次回は、たんまり懐で暖めておいた
「Steam Punk」でいきたいと思います!

お楽しみに。

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